体脂肪の役割、体への影響について

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体脂肪について

ダイエットや健康管理をする際に一つに指標となる体脂肪率。

わたしもいままで何回も測ったことがあり、少ないとなんとなく嬉しく、増えていると落ち込んでいました体脂肪がどうゆうものなのか…あまり知らない状態でした。

健康管理やダイエットをする際に関連が深い体脂肪について、知識をしっかりしっておきましょう!

体脂肪とは

体脂肪とは、体に蓄えられた脂肪のことです。

人間が生き延びるためのエネルギー貯蔵庫で体温を保ったり内臓を守ったりし、生命維持に大切な役割を担っています。

体脂肪は主に脂肪細胞に貯えられています。

私たちの身体は、骨、内臓、筋肉、体脂肪が組み合わさってできており、そのうち体重に占める体脂肪の比率をパーセントで表したのが体脂肪率です。

体脂肪の役割

●体の機能を正常に保つために必要なホルモンを作り出す

●エネルギーを貯蔵する

●外部の衝撃から内臓・体を保護する

●体温調節の役割

●正常月経の維持

●妊娠、出産を保つための正常なホルモンを作り出す

体脂肪は私たちが生きていく上で必要不可欠なホルモンを作り出してくれています。

また女性は妊娠し、子供を自分の身体で育て守る役割があります。なので保護するためにお腹やお尻に脂肪がつきやすくなっているのですね。

そう思うと脂肪もなんだか優しいやつに思えてきます((笑))

体脂肪は生きていく上で欠かすことのできない大切なものなのです。

体脂肪率高すぎると起こること

●心臓への負担
●脳梗塞
●糖尿病
●心筋梗塞
●高脂血症
●動脈硬化の進行
●膝、腰への負担
●変形性膝関節症
●高血糖
●高血圧
●婦人科系疾患
●睡眠時無呼吸症候群

よく耳にする症状がおおくあります。

どれも体脂肪率は、多く肥満気味と診断されるとリスクが標準体型の人に比べて格段に跳ね上がります。

ついつい食べすぎちゃった~!もたまにならいいですが、回数を重ねるごとに確実にあなたの身体に蓄積されます。

食事、運動を意識しましょう!

体脂肪率低すぎると起こること

●免疫力の低下
●低体温
●筋肉低下
●関節痛
●ホルモンバランスの異常
●生理不順
●早発生閉経

女性アスリートや激しいダイエットをした方に多いのが、生理不順や早期閉経です。
生理は子供を産むうえで欠かせないものですし、女性の身体を守ってくれるありがたい体の機能です。
免疫力がさがると風邪をひきやすくなりますし、体の機能が低下します。
過度なダイエット、体脂肪を必然以上に下げるのははやめましょう!
適正な体脂肪はあなたの味方です。

体脂肪の種類

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。

皮下脂肪

皮下脂肪とはお腹の皮膚のすぐ下についている脂肪のことです。

指でつまめるお肉が皮下脂肪です。

皮下脂肪は女性のほうが付きやすいと言われています、

子宮をまもるためにお腹につきやすいのです。

内臓脂肪

内臓脂肪とは体の深いところ、奥についている脂肪のことです。

内臓の周りについているので見た目が痩せている人でも数値が高い場合があります。

内臓脂肪が男性がつきやすいといわれています。

女性は閉経後ホルモンバランスに変化が訪れると内臓脂肪も付きやすくなります。

主な原因は食べすぎや高脂肪なものを摂取することが原因です。

皮下脂肪と体脂肪の見分け方

皮下脂肪が手でつまめるお肉です。内臓脂肪は体の奥についている筋肉なのでつまむことができません。

またお腹を触ってぷにぷにはしていないけれど、前にぱーんと張ったお腹の人は皮下脂肪より内臓脂肪型といえるでしょう。

体脂肪率の適正について

上記に上げた様に体脂肪とは決して悪者でなく、私たちの身体に必要なものです。

ですが今は体脂肪率が正常値内に収まらず体の不調、病気を引き起こしている方が多くいるのが問題です。

どんなに必要なものでも、多くあり過ぎたら体にとってマイナスの働きを始めるようになってしまいます。

多くても少なくてもいけない体脂肪率。あなたの体脂肪率は適正か下の表で確認してみてください。

男女別、年齢別の数値はこちらです。

男性の体脂肪率の平均

標準(-) 標準(+) 痩せ 軽肥満 肥満
~14歳 7~15% 16~24% ~6% 25~29% 30%~
15歳~17歳 8%~15% 16%~23% ~7% 24%~27% 28%~
18歳~39歳 11~16% 17~21% ~10% 22~26% 27%~
40歳~59歳 12~17% 17~21% ~11% 23~27% 28%~
60歳~ 14~19% 20~24% 13% 25~29% 30%~

女性の体脂肪率の平均

標準(-) 標準(+) 痩せ 軽肥満 肥満
~13歳 15~24% 25~33% ~14% 34~37% 38%~
14歳~17歳 18~26% 27~35% ~17% 36~39% 40%~
18歳~39歳 21~27% 28~34% ~20% 35~39% 40%~
40歳~59歳 22~28% 29~35% ~21% 36~40% 41%~
60歳~ 23~29% 30~36% ~22% 37~41% 37~41%

体脂肪の測り方

多くの方は体脂肪を体重計で測ることが多いと思います。今は多機能な体重計も多く発売されています。

ただ体重計によって、体脂肪率大きく変動したことはないですか?

私も体脂肪率が20%前半で喜んでいたら、他の機械で計測したら、28%ほどあり、その差に驚いたことがあります。

実は、そのときの体温や水分量で測定値が大きく変わってしまうのが体脂肪なのです。

機械の性能の差もありますが、それは必要以上に気にすることはありません。なぜなら、高性能を望んだらキリがないからです。新しいものはどんどんでてきます。

同じ体重計でできるだけ同じ条件で測ることで、今までの自分との変化がわかりますのでそれを指標にしましょう。

タニタのホームページに記載されている正確な計測のポイントはこちらです↓

1.食後2時間を経過していること
2.計測前に排尿、排便を済ませる
3.運動直後の計測は避ける
4.脱水やむくみのある場合の計測は避ける
5.気温低下時や低体温時での計測は避ける
6.発熱時の計測は避ける
7.原則として入浴直後の計測は避ける

まとめ

体脂肪は私たちが生きていくうえでとても大切なものですがありすぎ、なさすぎはどちらも身体にとってよくありません。

とくに最近は食生活の欧米化か運動不足などが原因のため体脂肪が高い方が急増しています。

私たちの健康はなによりも大切なものです。

もしあなたが平均より体脂肪が高かったり低かったら、生活習慣を見直してみましょう!

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